※この物語は女性の急成長・グラマラス化・自慰行為が含まれています。
アメリカの◯◯州の空に太陽が燦々と輝く真夏の昼前。
「あづい〜!」
部屋でチェック柄のシャツを脱ぎ、黒いインナーシャツと短パンという薄着の姿で過ごしていたジーナは、あまりの暑さにへばっており手を団扇の様に仰ぎながら叫ぶ。
真昼間から叫ぶ羽目になった訳は、昨日の昼過ぎ頃にエアコンが暑さに耐えかねて故障したからである。
当然自分で直す術を知らない彼女は、修理業者を呼ぶことにしたがその到着は夕方以降になる予定だと伝えられた。
業者もこの時期は多数の予約が入っていたため、この様に不便なスケジュールになってしまったのである。
別に何か彼女に落ち度があった訳ではない、あえて言うならただただ運命の巡り合わせが悪かったとも言えるだろうが、当事者であるジーナにとってはたまったモノではない。
致命的な蒸し暑さの中でネット小説の執筆に取り組める訳がない、それどころか水があっても熱気によってじわじわと体力を削られていく。
「なんで、こんな時に壊れるのかしらぁ…… しかも昨日ナシュワに願っても結局エアコン直せなかったし……!」
ストレスが限界値に達しつつあるジーナは思わず愚痴を漏らす、昨日の夜もエアコンを直すように願ったのだが、変身してしまった挙句に結局一時的だったという行動が無駄に終わったと言う事実もやり場のない不満を溜める要因となったていた。
しかも夜も大して気温が下がらないことをテレビに映るキャスターが伝える。
蒸し暑さに苦しむ彼女にとっては追い討ちと言っても良い出来事であった。
『このままじゃいずれ熱中症でダウンしちゃう….』
と言う危機感を抱くも床にだらしなく寝そべりながら過ごさざる終えない彼女は、兎にも角にも状況を変えたかった。
『こうなったら最後の手段に出るしかない……』
故に変身してしまうと分かっていても藁に縋る気持ちで手を伸ばしながら室温を下げてとか細い声で願わずにはいられなかった。
「ナシュワ……お願い……ここを涼しくしてぇ……..」
『お望み通りに….』
ナシュワはその願いを聞き入れ、部屋の熱をジーナの身体に伝える。
すると周囲から暑さが消え、心地良く、ヒンヤリとした涼しさを感じていた。
彼女はゆっくりと立ち上がった後に明らかに表情に出して喜んでいた。
「あら、だいぶ涼しくなったわね!」
「これなら執筆もできるかもしれないわ!」
彼女の気分や体調も回復する。それに伴い妙に執筆意欲が湧いてくる。
この時内心を覗けば『今なら良い作品を作れそう』と間違いなくそう思っているだろう。
だがこの好調も束の間であった……
「あれ? なんだか身体が寒くなってきた? ここまで涼しくする必要はないわよ……」
『今は願いを叶えている最中だ』
次第に涼しいと感じていた感覚は風邪を引いたときのような悪寒へと変わっていったのである。
「ははっ…… これは不味いかも….」
まるでジェットコースターの様に目まぐるしく変わる状況に思わず乾いた笑いを発しながら、ぐったりと横に倒れ込む。
やがて彼女は部屋が極端に寒くなった訳では無く、体温が上がっていることに気づく、その直後に願いの代価として変身していることも理解することになる。
「ちょっと….変身するの早すぎるでしょ……」
室温が下がっていくのに比例して、彼女の身体も大きくなり、熱くなっていく……
室温がどれぐらいだったかは具体的には分からないが、だが熱がこもっていた部屋を冷やすなら相当な熱を取り込まなければならない。
熱が身体の中に入ってくる感覚を実際に受けているのもあってジーナは身の危険を感じており、ナシュワに必死に訴えるがその声は虚しく響くのみだ。
「ねぇ、止めてよ。こんなに暑かった所でこれは洒落に……っ!」
服に身体が圧迫される弱い鈍痛と発熱している事による怠さ、そして僅かな快楽それらは彼女に喘ぎ声を上げさせる。
体温が上がる程、それを下げる為に汗の量は増えていき、蒸発しても新たな汗が湧き出してくるという状況になっていた。
まさかここまで対価がキツい時があるとは彼女は思ってもいなかった。
『これじゃあ、干からびちゃうわよ!』
身体が火照ってしまったジーナは、暑さによって限界を迎えるのではないかと心配する。
その心の声を聞き取ったナシュワは、安心させる為にハッキリとどうなるかの結論を言う。
『安心してジーナ。私は貴女を干物になんかにはしないわ』
「本当に大丈夫なの?」
幾ら願いを言えばほとんど叶えてくれるナシュワでも、ジーナは限度があると思っていた。
今まで、何度も願いによる超常的な代償を体験していて不安は残るのものである。
そんな不安定であろう人間の内情も察してナシュワはあえて言い切る。
『えぇ、大丈夫。願いの内なら私は何でもできる』
ナシュワは既に変身中に水分が枯渇しないように彼女の身体を奇跡で調整していた。
現に体温がこれ以上上がる気配がなかった。辛さも前の段階に比べると緩和していると言っても良いだろう。
『そこまで断言するなら安心? なのかな?』
自分にはなにが起きているのかを全部理解できるわけではないからこそ、不安を全部拭える事は出来ないが実際に身体への負担が軽くなってきている事を鑑みると、相棒がそこまで言うなら問題はないと首を傾げながらもジーナは思う事にした。
「今度は何だか……気持ちいい….んぅっ….!? まるで身体の中から….はぁ….はぁ….滲み出してくる様に……」
だが辛さがなくなっていくのに比例して、気持ちよさが底から湧いてくる様な不可思議な感覚を彼女は味わった。
その快楽が僅かに残っていた変身に対する不安や恐れさえも落としていく……
不思議な体験をしたジーナは、この際に冷静に己を俯瞰してみると視点が2段階ぐらい高くなっている事に気づく…….!
この出来事を発端に彼女はようやく自身の身体に起こっている異変を認識する。
「あら!? いつの間にか….っ!….こんなに長く……!」
髪の毛を触ってみると、少し前の混乱の間に髪を留めていたヘアゴムがなくなっている事に気付き、しかも胸の位置辺りまで毛髪が伸びていた。
元から人並みにはあると思っているおっぱいも、この時点でグラマーモデル並みに大きくなっていた。
インナーシャツから溢れた部分は深く谷間を形成しており、見るものを魅了してしまう事だろう。
「あっ❤️ ぅんっ あぁっ❤️ はぁっ はぁっ んうぅっ❤️!❤️」
太ももは、短パンの裾口部分にみっちりと詰まっており、その上に位置するお腹はインナーシャツが肩と乳房に引っ張られ、腰のライン共々丸見えになっていた。
毛穴から湧き出る汗は、機械に対する潤滑油のような役割を果たし、服に圧迫されている性感帯から発生する快楽を増幅させている。
「ぁあっ!❤️ 汗をたくさんかいてるせいで….んぅ、んぁっ!❤️….蒸れて んあっ!❤️ んぉっ!❤️ しかも身体もすべっておかしく….ふぅ❤️….」
そんな状況なせいで強烈な快楽を感じるようになり、身体の一部が衣類に抑え込まれるだけで感じてしまうようになっていた。
「……..でももっと気もちよくなりたいっ!❤️ はぁ❤️、はぁ❤️、あはぁっ!❤️ あはぁぁん!?❤️」
その快楽を更に味わう為に、ジーナは片手でおっぱいを弄る。
最初は優しく繊細に扱っていた手はだんだんと激しくなり、まるで快楽を搾り取るかの様に鷲掴みにする様になっていく。
ハーフパンツはワレメを濡らしている膣液により濡れつつあった。
彼女はあまりの気持ちよさに当初の目的を忘れて、快楽に流されてしまう……
「んあぁァァ❤️❤️!!」
艶っぽい大人の様に成長した身体は、遂には衣服を突き破りその瞬間に鋭い快楽を短い時間の間だけ発生させ、それが彼女の変身を更に加速させる要因となった。
そんなエキサイティングな体験をしたジーナのテンションは最高潮に達していた。
『これよ、これ! これこそが変身するとき1番刺激的な瞬間よ!』
顔付きもだいぶ変化して、腰まで伸びている髪の毛と合わせて変身前よりも成熟した印象を醸し出していた。
手足も成長していく身体に合わせてスラッと長くなっており、肌も茹で卵のようなツヤツヤな触感に変化していた。
インナーシャツが破裂し剥き出しになった胸部に実っている白色のメロンは自身の手で強く揉まれてもへこまずに戻り、長く大きくなっても垂れずに綺麗な形を保っている。
更には大量に吹き出す汗によって、まるでローションを塗ったかのようにツルツルに滑るようになり、快楽が更に増幅される状態になっていた。
「んぐぅ!❤️ おしり…….ふくらみすぎ! あうっ!❤️ んぁ!❤️ ズボン….はじけちゃう……」
太ももの柔らかな肉は半ズボンには収まらずに裾を線状に引き裂き、しかも上部に位置するヒップ部分もふんわりとした脂肪を持つお尻の形に引き伸ばされていた。
この様に様々な負荷を受けているハーフパンツは限界に達していた。
「はぁ❤️…..おっぱい…….大きくなりすぎ!…….うぐぅ❤️……..さわっても……さわっても….おさまらない……!」
相も変わらず高く保たれている体温は、汗をかかせるだけではなく彼女の身体を温めて血流を良くして敏感にする効果もあった。
それは彼女に両方の手で自分の巨大になったおっぱいを揉みしだき、その頂点生えているピンク色の突起物を指で弾かせるという選択肢を選ばせる要因となる。
「……お股が….ムズムズする….うぐ….はぁん….でもおっぱいが気持ち良過ぎてやめられない……!」
そのせいで股が疼くが、手は2本だけなのでそこをカバーすることができない。
むず痒さを発散したくても出来ないもどかしさを感じていたジーナだったがその時、半透明の手がジーナのアソコを水音を立てながら掻いて弄る。
『サービスだ、最後は気持ちよくイクとよい』
ナシュワはサービスという事で、マナで構築された手を召喚していた。
その手の形は自分が成長した後のものにそっくりであった。
「あはぁ❤️! あぁん!❤️ んんっ!❤️ やぁ!❤️ あうっ!❤️、あんっ!❤️ あっ!❤️ おまたいじっちゃっ❤️ んっ!❤️ あっ!❤️ あっ!❤️ あっ!❤️ だめぇっ!❤️」
部屋中に大きく深い喘ぎ声を響かせるジーナ。
我慢できずに吐き出されるハスキーボイス、それが彼女がイキかけであることを伝える。
蕩けてしまうような快楽に、反射的に脚をバタつかせながら、身体を乱暴に動かすが手は正確に愛液が貯まっている蜜壺を溢れさせながら弄る。
それは彼女のおっぱいを揉む速度を上げる事にも繋がった。
「….あんっ❤️ もんで……なくすんだ……あっ❤️、あっ❤️ ムラムラしている所を……んあっ!❤️」
しかし揉んでも、揉んでもムズムズが消える事がなかった、それがやっと無くなった時にはもう既にオーガズムを迎えていた時だった。
「ああぁぁぁ!!❤️❤️」
ジーナは絶頂した瞬間、それが変身の終了を告げる。
潮を吹き、身体を弓状に反らせながら痙攣させる。
痙攣が終わった後の彼女の心はこのような言葉を漏らすぐらいには幸福に満たされていた。
「あはぁ……なんだかんだで変身するのは……..最高ね……」
しばらくの間、大の字に寝転びながら快楽やら涼しさを全身で体感していたジーナだったが、時間が経ち立ち上がってみると色々と衝撃を受ける事になった。
「あれ? 肌が褐色になってないわ」
肌が白色のまま手を見てジーナは、ナシュワの姿になっていないことに驚く。
髪を寄せてみると、自身の特徴でもある薄茶から何も変化していない……
「それに髪色もそのままだし…… ナシュワは何か知ってる?」
主人の疑問を聞いたナシュワは、何故変身が途中で終わったかを教える。
『それはそこまで願いが大きくないからだ』
「願いに大きさなんてあるの?」
『ある。願いを大・中・小の3つに分けるとしたら、今回のは中』
「へぇ〜、そんな法則があるのね。何も起こらなかった時もあったけど…..」
説明を聞いたジーナは、過去に体験した事を元に条件を確認しようとする。
『それは小さい時だ。分かりやすく言えば魔法を使わずとも簡単にできて尚且つ直接触れていなければならない。例えば施錠されている鍵を開ける事がそれに当たる』
「なるほどね! じゃあ私がナシュワに変身してしまう大の時の条件も教えて!」
『うむ、大きいと言えるのは魔法なしでは不可能でしかも長い距離を伴うものだ。例を挙げるとするならばあの時のように街全体のバリアが壊れない様にするというのが該当する』
「あの時は大変だったわ。まぁ今となっては良い思い出だったけど…… ありがとう! お陰でもう疑問はないわ」
ジーナはジェーンと出会ったきっかけとなった事件を回想しながら、快く答えてくれたナシュワに感謝を示す。
「……この姿だと暑いわね。流石に願い叶える前よりはマシだとはいえこの後人が来るし……ねぇナシュワ。私を元に戻して!」
『了解した』
ジーナはこの姿では涼むのに向いていないと考え、ナシュワに変身の解除を求める。
「やっぱり涼しいと気分が良いわ、今なら良い物語が書けそうね!」
変身解除をしてもらったジーナは、快適な室温の部屋で執筆をする。
この日に彼女が投稿した作品は3作品にも及んだ。しかもどれも高く評価されることになるのを彼女は知らない。
だがこの後修理業者がなぜか訪れない事態に陥り、ジーナはどうするかを考える羽目になったがそれは別のお話……..
原本:https://www.deviantart.com/jkeabsj/art/Escaping-the-heat-Japanese-1109821321
お久しぶりですjkeabsjと申します
今回は暑さに関する話でした(今の時期は暑さが和らぎつつありますが)
先駆様であるkayyack様の素晴らしい作品群はこちらとなります。
是非読んでみてください。
これはニューセイラムという、ある世界の一部です.