妖精を宿す者は惹かれ合う
※この物語は女性の急成長・グラマラス化が含まれています。
魔法由来の青くて綺麗な光が庭を照らす。そこには桜の幹の様な髪色が特徴的な三つ編みの少女がジョウロで水やりをしていた。
ジョウロから放たれた水が、青い光を通して銀の糸の様に輝く、それらが土にぶつかって雫となりハーブの根へと行き届いていく…
濡れた土が奏でる落ち着きのある香りが、クロエと呼ばれる少女とその髪の中を隠れ場としている桜の妖精なでしこの鼻腔に入り込む。
ジョウロから溢れ出す水の流れ、水が染み込み豊かに変わる土の色、そしてそれにより生み出される芳醇な香りが2人を癒しの空間へと引き込んで行く。
庭中に溢れるマイナスイオンが、クロエに思考の時間を与え、深い忘却の棚へと仕舞い込まれた記憶へと辿り着かせる。
それは自分と同じ妖精を相棒とする後輩の存在。クロエはその子がどの様な人物なのかと他の人から伝えられた噂話というページの欠いた本しか持ってない事も相待って激しく興味を示す。
「ねぇ、なでしこ。人間界に私と同じ様に妖精を連れた人間がいるんだけど。会いに行きたい?」
「うん…会いに行きたい……」
アルバのレストランで働いている仲間達以外に自分と同じ妖精がいるという事実が、静かで内気ななでしこの中にある幼い好奇心をくすぐる。
「それじゃ、ラニとエインズリーに相談しに行こうか…」
欠けたページを埋めに行く冒険。それは2人だけでは不安でしかなかった。なので親友と友人の助けを借りに行くことにした。
クロエは木の温もりがこもった自室へと戻る。その部屋には苦難や喜びが詰まったポーションの試作品が本棚の上に置かれており、草花の控えめな飾りが部屋中を彩る。
彼女は水晶の玉の前に立つ。玉に向かって念を送ると一面の曇りのないそれが揺らいで行き、やがて収まるとクロエが親しんだ人物の顔を映す。
水晶に映る目が隠れるほどの紫の前髪がチャームポイントな少女は、クロエの親友であるラニであった。
「クロエ、元気にしてた?」
「うん! 元気にしてる」
互いに挨拶を交わす。その明るい声を聞く限り何か重大な問題を抱えている様子はなさそうだ、向こうもそう認識した様で今日も親友の声を聞けた喜びを抱えながら会話を続ける。
「今のタイミングで連絡してきたって事は何か聞きたいことがあるのかな? それともおしゃべりする?」
「今日は聞きたい事があって…」
2人の会話が醸し出すリラックスした雰囲気によって安心した髪の中に潜んでいたなでしこがふわりと顔を出す。
「妖精を連れた後輩の事なんだけど、その子に会いに行きたいんだ」
「へぇ…私も凄い興味あるなぁ、その子にはまだ会った事ないんだ」
「ラニも同じなんだ…嬉しい……」
クロエは親友が自分と同じ状況であることに微笑みを浮かべた。その親友にとってその笑顔はなでしこが飛び回っていることもあってとても可愛く見えた。
「それで一緒に行ける?」
「もちろん行けるよ」
ラニは当然だと言わんばかりに付き添いに行くことを決める。内気で可愛い親友の魅力が伝わる前に誤解されて避けられるような事態は避けて、出会いが実りあるものにしたいという想いからだ。
「それじゃ、エインズリーが知ってるはずだから許可を取れるか聞いてみるね…」
「うん、日程分かったら教えてね」
「分かった。絶対教えるから」
その後クロエは水晶玉を介してエインズリーと相談し、日程をジェーンの都合を考慮しながら決める。
エインズリーに自分達についてを少女へとある程度伝えてもらい、準備を万全なものとする。
そして当日、2人は特にトラブルなくペントハウスへと向かう。なおなでしこは枝の中に隠れており、出てくる様子はない。
玄関にたどり着きラニが呼び鈴を鳴らす。ドアの奥から足音がかすかに聞こえてきてそれが近づくとドアがゆっくりと開き、その隙間からジェーンが出てきた。
「あ、先輩方ですね。今日はよろしくお願いします」
「こちらこそ、よろしくね」
「よろしく…」
2人はジェーンに部屋へと案内される。そこには彼女の恋人であるジーナもいて、ドアの開閉音を聞き、こちらを向いてきた。
「ここが私の部屋です。物は触らないでくださいね」
「邪魔するよー」
先輩が部屋の中に入ってくる中、ジーナはジェーンの隣に座りながら尋ねる。
「ジェーン、もしかしてこの人たちが今日来るって言ってた先輩方かしら?」
「そうよ。…あ、先輩方をこちらに座ってくださいね」
ジェーンはそう答えた後に先輩方に座る場所を案内した。
輪になって床にぺたんと座った4人。会わせてくれたことを感謝する先輩2名に対してジェーンは初めての先輩との交流に少し緊張した様子で話す。
「今日は親友の為に時間をとってくれてありがとね」
「あ、ありがとう」
「いえいえ、ラニ先輩こそ来てくれてありがとうございます…」
一方のジーナは良く言えばフランク、悪く言えば失礼な言い方をしていた。ジェーンはそれに対して嗜めようとする。
「私達はこの日を楽しみにしていたのよ!」
「ち、ちょっとジーナ。先輩には敬語を使った方が……」
先輩はそこら辺の礼儀を全く気にしておらず、むしろタメ口で話すことを許容している様子だった。
「大丈夫だよー そこは全然気にしてないから」
「変に気を遣わなくて良いよ…私もあまり人のこと言えたものじゃないけど……」
「…それではお言葉に甘えて」
ジェーンは先輩の気遣いに応えなければと思っていたが、同時に多少礼儀は使うべきなのではと思ってしまっていた。
「あ、いきなりタメでもいいからね」
「は、はい……」(そこがちょっと難しいのよね……まぁ、そこまで言ってくれてるなら……)
ジェーンの第一印象はラニは暗いというものであった。前髪で目が隠れておりで実際よりも陰気な印象を与えていたと言うのもあっただろう。
しかし今の会話でそれは完全に覆った。この先輩思ったよりも明るいし気配りもできるのである。
「…緊張が解けてきただろうから自己紹介しよっか! 順番は手を上げた子から時計回りで行こう!」
「はーい!」
「私はジーナよ!」
自己紹介の時間に移り、ジーナが1番槍を務める。その名前を聞いたラニとクロエはハッとした様な表情をしていた。
「え、ジーナって、ニューセイラムを救った英雄の名前だよね…もしかして貴女が…」
「そうよ!」
「まさかこんな凄い人が目の前に…サインください!」
「いいわよー これは私の特筆よ受け取りなさい!」
「やったー! 嬉しい!」
物語でしか聞いていない存在に出会えた上にサインも貰えたからか年甲斐もなくはしゃぐラニ。そんな中、クロエがジーナに疑問を尋ねる。
「ねぇ、ジーナ。もしかしてジェーンも?」
「そうそう。私の恋人でもあるのよ!」
「2人ともとても仲が良いんだね。恋人同士の英雄って響きがいいね」
ジーナの回答にジェーンは顔を赤らめながらもまんざらでもない様子で頷く。
クロエは円満な2人の様子を見て思わず笑みをこぼしていた。そして彼女は更にジーナに趣味について聞く。
「ねぇ、ジーナは最近どんな事してるのかな?」
「最近は小説をよく書いているわ」
「す、凄い……えっと…どんなジャンルかな?」
「そうよ。主にファンタジーものを書いているの!」
「小説あまり触れたことないけど…それって冒険譚みたいな感じかな?」
「そうそう! 実体験を元に書いてる物もあるわよ!」
「色々と大変だったのよねぇ…」
趣味に興味を持った先輩達の質問に難なく答えていくジーナ。その姿はとても楽しそうに見えた。
「へぇ…今度時間があれば読んでみたいなぁ」
(ど、どうしよう…私は読めないかもだけど……)
「空き時間にぜひ読んで! 後でコピーを送るから!」
「ジーナはいつでも読者を歓迎してくれるわよ」
「私からは以上よ! 次は私のお隣の人よ!」
ジェーンも合いの手を入れたりと楽しい時間となっている。さて隣にいるのはラニだ。次は彼女の番である。
「私はラニだよ。3年からの専門は天文学だよ。よろしくね」
「天文学…名前を聞いただけで難しそう」
「実際、2年までの物理や数学の理解は最低限必要だからね…だから精一杯理解している最中」
ラニは自分が勉強しようとしている天文学の下積みの事を話のタネにする。2人はその努力の凄さに感心していた。
「大変そうね…」
「しかもラニちゃんはフィア先生の人間学も同時並行で受けてるから……良くここまでできるなって私からみても思う………」
「ふふ、クロエを助けるためならなんでもできるよ」
ジーナはそのラニの言葉を聞いて、彼女らから友情以上のものを感じ取った。
だがこれだけでは何故人間学を受けているか分からないので質問はする。
「へぇ、友達を助けるためって素晴らしいと思うわ! 元々この分野には興味持ってたのかしら?」
「元々興味はあったね。だけどそれだけじゃ受けなかったかなぁ…」
「となると…」
「クロエが友達の為に日本に行く事になってね。付き添いの為に一緒に学んでいるんだ。クロエは初対面の相手に緊張しちゃうからね」
どうやら日本に行く為に自分の勉強を進めながらフィアの授業も受けているようだ。クロエも嬉しそうに頷いている。
「それじゃ、私はこれでいいかな?」
「いいわよ。さて、次は私ね」
「私はジェーン。趣味は絵を描くことよ。そしてこの子が相棒のアシュリン」
白いテントの方を指すと、そこから勢いよくアシュリンが飛び出してくる。
「あら、ジェーン。またお友達を連れてきたのね」
「おぉ、これが人間を住処にしてる妖精か……」
「わ…元気そうな子だ……どんな魔法が使えるの?」
目当ての妖精に出会えた事に少し興奮している先輩方。質問に対してアシュリンは自信満々にこう答えた。
「それはね…自然の力が使えるわ!」
「しかも! ジェーンを使う事でより強力な魔法が発動されるの!」
ジェーンは少々言葉足らずな妖精の説明にどう補足するか悩む。しかも先輩達が興味を持っている。答えないわけにはいかない!
(ちょ、ちょっと! これ説明するの難しいし恥ずかしいんだから!)
「それって…」
(私みたいなの?)
「アシュリンは私に憑依する事で力を与えてくれるのよ。私は主に風の魔法を扱うけどその威力が強める事ができるわ。まぁ、あんま人前で使える能力じゃないけど……」
説明をしたが肝心なところを省いたせいで、変な誤解を与えてしまっていた。
「人前で使えない?」
「どんなヤバい能力なのそれ?」
「それは凄い能力で…そう! 私達は大きくなれるのよ!」
そこをジーナがアシストする。助かった感じもするが、恥ずかしさは否めない。
「なるほど……」
「そりゃ確かに人前では扱えないねぇ…」
「もしかして、先輩方も似たような能力使えるかしら?」
ジーナは更に切り込む。2人の先輩が変身魔法を知っているような反応をしていたからだ。
それに対してまずはラニが答える。
「似たようなどころか多分同じ様な能力を持ってるよ。だけど驚いたら勝手に発動するからピルで抑えてるね」
「勿体無いけどしょうがないわよね……」
「あれが勝手に発動するなんて、ピルがなかったらもはや生活ができないじゃない……」
あまりの不便さに後輩コンビ達は絶句してしまう。自分たちは場所さえ気をつければそれで終わりなのに、先輩のはあまりに緩すぎるトリガーのせいで封印しなければならなくなっている。
「私、変身した後の姿気に入ってるから別に魔法を習得したいけど、全然進んでないんだよね……」
「自由に変身したい気持ち分かる……」
ラニのお悩みの暴露が終わり、ジーナの視線がクロエに向く。それに答えようとしたが……
「え、私……変身できるけど………」
興味津々に自分の身体を覗くアシュリンによって中断させられてしまう。
「うーん…なんかこの子から自然パワーの気配を感じるわね……もしかして私と同じ妖精がいるのかしら?」
「ちょっとお友達が恥ずかしがっちゃうから、あまり近づかないで……」
「アシュリン! クロエが困ってるから離れてあげなさい!」
相手が嫌がっていることから、ジェーンはアシュリンに注意する。
彼女を怒らすと面倒なのが分かっているので不本意ながらジェーンの肩の上に戻る。
「はーい…」
「…さっきの話だけど、私お友達に身体を貸してあげることで変身するの……」
「そのお友達って? ひょっとして…」
「そう。今から紹介してあげる……出ておいで、大丈夫…今はうるさくないよ…」
そう言って、彼女は桜の枝を取り出す。その枝は花が咲いており、まるで生きている様に見えた。そして枝の中から和服の妖精が現れ、キョロキョロと辺りを見渡している。
「……」
「おぉ……」
「珍しい格好の妖精ね…」
ジェーンとジーナは東洋風の姿をしている異質な妖精の姿を見て感嘆した。
「……ジェーン、気をつけるからあの妖精と話して良いかしら?」
「…うーん」
交流したい相棒の姿を見て悩む。またやらかしそうな気がして許可が出せないのである。その様子を見てクロエがGOサインを出す。
「しつこく追わないならいいよ。…いいかな?」
「……」
それに対して妖精はうんうんと縦に首を振った。
「ねぇ、貴女の名前は?」
アシュリンは妖精の事を知りたくて、質問をする。
「……なでしこ」
「何の妖精なの?」
「桜」
それはだんだんと質問攻めに様相を呈してきており、答える余裕がないなでしこは緊張して言葉が詰まってしまう。
「へぇ…桜に見慣れない衣装…ますます興味を持ったわ! ねぇねぇ、どこ出身?」
「に、日本…」
「アシュリン…相手が緊張してるわよ。ゆっくりと聞きなさい」
ジェーンの注意も聞こえないぐらいにアシュリンは夢中になっていた。あまりの勢いに気の弱いなでしこはすっかり萎縮していた。
「日本ねぇ、聞いた事ない場所ね……どんな事が好きなのかしら?」
「うぅ…蹴鞠かな……?」
「聞いた事ない遊びねぇ、因みに私は追いかけっこしたりするわよ! 私が鬼ね!」
「…?!」
突然の宣言に頭が真っ白になるが、迫ってくるアシュリンを見て、なでしこはパニックに陥り逃げ出した。
「クロエー! 助けてー!」
「あはははー! 待て待てー!」
「こら! やめなさい!」
「なでしこ、ここに入って!」
これにはジェーンとクロエが止めに入る。なでしこは急いで枝の中に入った。ラニとジーナはちょっと心配そうに見つめていた。
あれから30分ほどたち慌ただしい雰囲気が落ち着いた後、アシュリンはまた質問をした。しかし先ほどジェーンに怒られたので、比較的落ち着いた様子だった。
「ねぇ、なでしこ。貴女はクロエを使う事で凄い魔法を使えるわよね」
「……いつもより強いのは使えるかな」
正直答えたくないのが本音だった。だがこの妖精は答える様に迫ってきそうだと先ほどの出来事も相まって錯覚してしまっていた。
その答えを聞いてアシュリンは再び目を輝かさせて、彼女はなでしこに対してとあることを頼むのであった。
「それなら、クロエを大きい姿に変えて! 私、なでしこの力を見てみたいの! その代わりにジェーンの大きな姿を見せてあげるわ!」
「え、えぇ…」
「はぁ……?」
いきなり頼まれたなでしこは困惑してしまう。そして巻き込まれたジェーンは呆れ気味に息を吐いた。
(ごめん、正直見てみたい)
(失礼かもだけど英雄の変身する姿を拝めるなんて珍しい機会だろうから…)
ジーナとラニは彼女らの神秘的な瞬間を見てみたいと思ってしまった。しかし親友や恋人はともかく赤の他人まで巻き込むのはと抵抗もあり悩んでしまう。結果止めるでもなく合いの手を入れるでもなく
「アシュリンってこうなったら止まらないよね…」
「うん……」
この短時間の交流でアシュリンという妖精は中々止まらないことが分かった。他人と争うのが2人にとってそれは重要な事であった。
「変身したら満足してくれるだろうから…それにこの人達に見られるのは特に問題ないはずだから……」
クロエにも人並みの羞恥心はあった。だが他人を優先してしまう癖がある彼女は変身する事を選んだ。
「ほら、クロエ達は覚悟を決めたみたいよ! 私達も変わりましょ!」
「んぎぎ…あとで覚えときなさいよ……」
これで変身する事が確定してしまったジェーンは羞恥心とアシュリンへの怒りから拳を握り締め、歯を食いしばることしかできなかった。
ジェーンとクロエは妖精が入りやすい様に動かずに待機する。2人の妖精が相棒の身体の中へと吸い込まれる様に消えていく…
ジェーン達は全身にこそばゆさを感じた直後、肌の感触が拡大し心地よさ或いは暑苦しさを感じた。
「ん…気持ちいい……」
「あ、んぐ……こんなの……恥ずかしい………」
成長により身体の芯から温められて彼女らの皮膚は汗で滲み濡れる。気化した汗は服の隙間から出ていっていたが、ある程度進行するとそれが閉じ込められて彼女らに蒸し暑さを与えた。
「はぁ…暑くて……んん…変な気分になる…」
「ぐぅ……うぅ、暑くて、汗が……服にも締め付けられて………」
身体の肉が服の間にできていた空間を埋めていく。その大きくなった身体のシルエットはくびれが主張しつつあり、妖艶たる人外の美しさを生み出しつつあった。
「はぁ……はぁ、変わっちゃってるぅ……」
「んぅ………もうここまで……キツ過ぎて…………んぐ……」
両者共に髪の毛が伸びていき、クロエの三つ編みは毛量が増えていくに連れて枝が太くなっていく様に膨らんで行った。しかもそれは頭の保温の役割を果たしてしまっており、汗によりびしょ濡れとなり、滴が滴り落ちる。
「あぁ、汗かきすぎて………ん……ぼーっとしちゃう……………」
「んん…………んぅっ! はぁ………ぐん……」
衣服は身体により引き伸ばされていた。例えばトップスは身長が伸びる度に上へ上へと持って行かれ、変身により引き締まってきているお腹が露わになる。
その中でも深刻なのはおっぱいを覆うチェストの部分だ。そこはなだらかな平原が広がっていた筈だったが気づけば布地を押し上げてしまうほどの立派な山となっており、変身により敏感な乳首が布に擦られて強烈な圧迫と快感を同時に感じるスポットと化してしまっている。
「んぅ…❤️ もう…無理かも…❤️」
「はぁ……はぁ………❤️ ダメ…あぁっ!❤️」
現在のジェーンのシルクの様な滑らかさを持つ黒髪は胸の部分までたどり着いており、平凡だった身体は肉付きが良くなっていき、神秘の女体へと近づきつつあった。
彼女達から香る匂いは、女性特有の匂いをサンザシや桜などの妖精由来の芳醇な香りが包んで、混ざり合う。自然の匂いは増えていく一方であり、元の香りは薄くなりやがては消滅するだろう。
「んん…❤️ あぁ…❤️ おっぱいがキツいぃ……❤️」
「んぐぅっ! ぐ……っ! ………あぁっ…………!」
それは魔法により彼女らの美しさが増幅されていくに連れて人間の部分が少しずつ失われて行ってるのを暗に示していた。
身体が膨らむ快感により、身体がピクピク震えてしまう2人。たとえ抗おうとしても快楽により徐々に溶かされてしまう。
「あぁっ!❤️ 服が裂け…!❤️ んんっ!❤️ 凄いギュってされてるぅ……!❤️ うあぁっ!❤️」
「ぐっ……! あぁっ!❤️ 太もももおっぱいもキツい…………!❤️」
その抵抗の度合いはそれぞれ異なっていた。ジェーンは目の前に初対面の人がいることもあって、変身を明確に止めようとしていた。対してクロエは変身を遅くする程の抵抗は見られず、むしろ快楽を堪能している様子だった。
ジェーンは喘ぎ声を度々出しながらもまだ服がパツパツになり、変身中の身体のラインを見せてしまうぐらいで済んでいるが、クロエは普段では考えられないぐらいの声量で快感の声を出しており、既にワンピースの胸元が縦に裂けてしまっていた。
「あっ…!❤️ あんっ!❤️ これ好き!❤️ んあぁっ!❤️」
「んぐ……これ以上は………」
ここで変身を見ている者の反応を見てみよう、ジーナは隠すことすらせずジェーンの変身する様子を見ており、ラニは既に前髪で覆われている目を手で二重に隠しながらも、たまに前髪を手で持って、クロエやジェーンの変身の様子をキョロキョロと見ていた。
「ジェーンの変身、相変わらずエッチで綺麗ね……❤️」
そんな反応はつゆ知らず、ジェーンは服の中に充満する蒸し暑さと擦れることによる快楽に耐えていた。しかし変身がクロエと比べてあまりにも遅いのでアシュリンは苛立ちつつあった。
『ジェーン! 変身を邪魔するのやめて! 遅くなっちゃう!』
太くなった足がズボンの裾口を完全に塞ぎ、他の部分も汗の逃げ道を無くしていた。蒸し暑い空気は彼女を締め付けている布の僅かな隙間に集まっていて、それがとてつもない暑さを発生させている。
「んぐっ……! 熱くなってるせいで…! 全身が………! んぅ…!❤️」
その頃クロエは急激な変貌を遂げていた。身体の更なる伸長により肩の重心が上がってそれは遂にカーディガンの肩の部分を突き破った。三つ編みがひとつずつ解けていき、黒柿色の髪の毛が川のようにながれて腰まで届く。
「あぁ…❤️ んあぁ❤️❤️ 身体が……❤️ ああぁ………❤️」
そして魔法の力により髪の毛が束ねられてお団子が作られ、端っこが編まれて髪色もなでしこ同じ桜の色に変化し、若い芽の様な目の色は新鮮なさくらんぼの様な色へと変化した。
「ふぅ……❤️ はぁ……❤️ はぁ………❤️ はぁ…❤️ はぁ………❤️ はぁ……❤️」
ジェーンはまだ抵抗を続けていたが、それもとうとう終わる。クロエの変身が完了したことで苛立ちを我慢できなくなったアシュリンがマナの送る量を増やして急激に変化させようとしていたのである。
『あっちは終わってるってのに…いい加減にして!』
本気を出した妖精に抗えるはずも無く、理性が快楽の奔流によりほぼ崩され、身体が今までの数倍の速度で膨張させられる。
この様な状況で肉付き度合いを制御できる訳もなく肩部分が引き裂かれただけではなく、おっぱいがシャツを突き破ってしまう。
「ああぁ……?!❤️❤️」
むわっとした空気が外に出てくるが、代わりに快楽が許容できないほどに発生しており、身体中がキュンキュンと疼いてしまい、股が愛液でぐっしょりと濡れる。
「あ、あぁっ!❤️ あっ!❤️ ああぁっ!❤️ あんっ!❤️❤️」
彼女にできるのは手を股に伸ばすのをもう片方の手で押さえることぐらいでもはや変身を止めることには意識が向いていなかった。その顔は上の方を向いていて、あまりの快楽のあまりにも涙を流していた。
「ああぁっ…!❤️❤️ っ!❤️ んああぁっ!❤️❤️ 止まらない……!❤️ 止まらないぃ………!❤️❤️」
キラキラと輝く粒子が激しく痙攣している彼女の身体から出てくる。身体が内側から一気に妖精のものへと変えられているのである。
「んっ…!❤️ あぁっ!❤️ あっ!❤️ あっ!❤️ あっ…!❤️」
腰まで伸びた黒髪が更に長くなり、白い肌と汗が脱出口を増やすべくズボンに開けた穴を広げていく、マナで身体を変換される中、寂しさを感じていた。
「んん…❤️ うあぁっ!❤️❤️ はぁ……!❤️ はぁ…❤️ はぁ………❤️」
身体が限界まで膨らんだ時、最後の変化が訪れる。ジェーンの身体がビクっ! と大きく震えた後に落ち着いた黒髪から煌びやかな金髪へと、チョコレート色の瞳がサファイアの様な瞳に加えて彼女の丸い耳はエルフの様なとんがりとした耳に変わる。
「あ、あぁ、あぁっ!❤️ あああぁぁっ!!❤️❤️❤️」
「ジェーン……❤️」
「凄い…これが英雄の変身………」
「アシュリンはこんな感じに変えるんだ……」
この光景はまさに人間から女神に変わる瞬間であり、見ている2人もクロエも目が離せなかった。
「はぁ…❤️ はぁ……❤️ はぁ………」
『なでしこも相当な強力な自然のパワーを持ってるようね…私のジェーンの力はどうかしら?』
ジェーンは肩を上下させながら荒い息を吐いていた。一方で中にいるアシュリンはなでしこが変身した姿を評価する。
『凄いとは思うけど…ジェーンに謝った方がいいよ………』
なでしこはアシュリンに忠告をし、クロエもそれにうんうんと頷いて同意する。楽観的なアシュリンは謝罪を要求されることはないだろうと考えていたが……
『多分今すぐ謝る必要はないで…?!』
「ねぇ、アシュリン。今日は色々な人に迷惑かけたわよね……ごめんなさいは…?」
ジェーンは先輩と妖精そして自分に迷惑をかけた相棒に対してだいぶ怒っていた。アシュリンは子供の言い訳じみた釈明をする。
『ジェーン! 私は勝手にやった訳じゃ……!』
それに対してジェーンは怖い笑みを浮かべながらアシュリンにこう言った。
「ごめんなさいは?」
『ごめんなさい』
威圧感に耐えられず謝罪の言葉を漏らすアシュリン。ジェーンはそれで終わらすことにした様で相棒を許した。
「それで良いわよ。だけど次、他の人に対してそれをやったら許さないから……」
『分かったわ…』
(相変わらず怒った時は怖いわね…)
その光景を見た先輩2人と妖精はジェーンの事は怒らせてはならない様にという意見を一致させる。
「ねぇ…クロエ、なでしこ。ジェーンの事は絶対に怒らせない様にしよう…」
「「うん」」
原本:https://www.deviantart.com/jkeabsj/art/Those-who-harbor-fairies-are-drawn-to-each-other-J-1339553148